こんにちは。
今回は、Windows Server のサポートライフサイクルについてまとめました。
というのは、Windows Server 2008 のサポート終了が、後1年半後にせまっているので、そろそろ対応策を考え始める必要があるからです。
※2018/11/17 追記
2018/11/17 に、Windows Server 2019 および、Windows Server version 1809 の再配布に伴いサポート開始日などが見直されたため、更新した記事を書きました
現時点(2018/08/13)での、Windows Serverのサポート状況
現時点で、サポートされている、Windows Server のサポート期限日などは、下記のとおりです。
[table id=1 /]
表からは、Windows Server 2008 / 2008 R2 の延長サポートの終了が、2020/01/14と、あと1年半もないことがわかりますね。
あと、もう1点注目していただきたいのは、Windows Server 2012 のメインストリームサポート終了日です。
なんと、今年の10月です。
そして、Windows Server 2016 までは、これまでのライフサイクルを踏襲していますが、それ以降はモダンライフサイクルポリシーに変更となっているというのも、要注意ですね。
ちなみに、もっと細かなバージョンで確認したい場合は、以下で確認してください。
モダンライフサイクルポリシーとは
モダンライフサイクルポリシーについては、以下のドキュメントを参考に確認しました。
まぁー、「なるほど、よーわからん!!」って感じではあるのですがw
ただ、ライフサイクルに関する FAQ – Windows 製品 のドキュメントを見ると、「Windows Server 2016 および Windows Server (半期チャネル) のサービスと更新には、どのような要件がありますか。」というのがあります。
今度は、半期チャネルという新しい言葉。。。。
半期チャネルは、以下のドキュメントを見るとわかります。
このドキュメントを見ると、Windows Server を利用しているユーザは、以下の2種類のサイクルを選択することができるようです。
- 長期チャネル(LTSC)
- 半期チャネル
長期チャネル
長期チャネルを見ると、今後も Micorsoft は、Winodws Server を 2~3年周期でメジャーアップデートすると書いてます。
(※ Windows as a Service の頃って、Winodws Server 2016 が最後のメジャーバージョンって言ってなかったっけ??って言いたいけど)
メインストリームサポートはリリースから5年、延長サポートはさらに5年と、これまでのサポートライフサイクルと同じようです。
半期チャネル
半期チャネルは、Windows 10 と同じライフサイクルです。
新しいバージョンが、年に2回リリースされます。
今ですと、version 1709と1803 の2つのバージョンがこのサイクルに該当します。
前2桁が、リリース年、後ろ2桁がリリース月です。
ですので、あと1年半後のリリースは、2020年03月のリリースなので、Version 2003となる予定ですね。
(あれ?Windows Server 2003 ってありましたよねー。命名規則がイマイチっすな。。。)
半期チャネルの場合、リリースされてから、18カ月がサポート期間となりアップデートを繰り返すことでサポートが継続されます。
長期チャネルと半期チャネルのどちらがいいか?
まず、長期チャネルの OS から、半期チャネルの OS に変更することは、できないことが書いてあります。
ですので、最初に OS を選択した時点で、どちらのチャネルかは決まってます。
Windows Server の半期チャネルの概要 のドキュメントの「サーバーを LTSC のまま利用するべきか、半期チャネルに移行すべきか」の部分に、比較表等がありますので、ご自身の環境にあわせて検討いただくのがよいかと思います。
っていうか、お金の問題と運用の問題が絡むので、どっちがいいって言いきれないんですよ。。。。
それに、半期チャネルで Update していくとしても、オンプレミスで利用している場合、必ず HW の問題がいつかは出てくるので。。。
(だから、Microsoft Azure を使おうw)
Windows Server 2008 のサポート停止に対するサポート
Windows Server 2008 のサポート停止について、今回 Micorosoft は、いくつかのサポート案を提示しています。
まずは、こちらのドキュメントをご覧ください。
ざっくりまとめちゃうと以下のプランです。
- 3年間の拡張セキュリティ更新プログラムの販売
このプログラムを購入して時間稼ぎをして、その間に、OSのバージョンアップをしましょうというプランです。ただし、EA契約とSAなどが必要となります。(それなりにハードルが高そう。。。) - Azure にひとまず移行して、拡張セキュリティ更新プログラムを無償で提供
一度、Azure に今の OS のままもっていって、その間に、OS バージョンアップするまでセキュリティ更新プログラムを無償で提供するよってプランですね。
Windows Server 2008 のサポート停止については、こんなサイトもありますので、よかったらご覧ください。
まとめ
ひとまず、Winodws Server 2008 のサポート停止があと1年半と考えた時に、この期間をみなさんはどのように考えますか?
長い??
短い??
サーバのマイグレーション作業をやるって考えると、マイグレーション中のサービス停止がユーザに与える影響を考えなければいいけません。
また、マイグレーションを実施する際には、何も問題なく終わればいいのですが、途中で何かトラブルがあった場合、切り戻しをしてサービスを復旧してあげることも考える必要があります。
したがって、マイグレーションを行うときは、連休を利用せざるを得ない方も多くいると思います。
自社で、運用をやっていてマイグレーションできる人はまだいいのですが、マイグレーションを他社に依頼しなければいけないってなると、連休のタイミグがいつあるかは把握された方がいいかもしれませんし、今のうちからアサインを計画しておいた方がいいと思います。
ってなると、結構時間がないんですよね。。。。
大きなトラブルがないといいなぁー。。
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